噛み合せの治療について
噛み合せが悪いと……

噛み合わせが悪い状態をそのままにしておくと、噛む際に強い負担のかかる部分が発生します。
その箇所にダメージが蓄積していると隙間が生じて、むし歯や歯周病になりやすいだけでなく、歯にヒビが入ってそのうち割れたり折れたりする場合もあります。歯に症状が現れない場合でも、その歯を支える歯槽骨が削れていきますし、顎に痛みがでてきます。
左右の片側が噛みやすいからと、そちらでばかり噛んでいると、お顔全体がアンバランスになりますし、口腔内はあまり使われない方に歯石が付きやすくなるというリスクもあります。
当クリニックでは、きめ細やかに噛み合わせの調整を行っています。患者さまの中には、噛み合わせを治したら肩こりや頭痛になりにくくなったという方もいらっしゃいます。定期的に噛み合わせをしっかりチェックして、特定の歯に大きな負担がかからないようにしましょう。
顎関節症の治療について

ご自分で自覚されないケースが多いのですが、無意識に歯をくいしばってしまう方が案外多いものです。日中はそれほどくいしばることがなくても、夜寝ている間に強くくいしばっている場合もあります。
くいしばりが引き起こす症状のひとつに顎関節症があります。これは、顎を動かすと音が鳴ったり、口を開けにくくなったりした後に、進行すると口を開けることができなくなるもの。
また、無意識にくいしばりを起こしていることで、歯は日常的に大きなダメージを受けています。これが原因で歯が割れたり折れたりすることも多く、また歯槽骨が削れてしまい、高齢になってから歯周病が一気に重篤な状態まで進行してしまうケースも珍しくありません。
顎関節症まで進んでいない無自覚なくいしばりの場合も、歯科クリニックで治療を受けることで症状を進ませず、歯や歯ぐき、歯槽骨にダメージを与えない状態にすることが可能です。
治療は、マッサージやナイトガードというマウスピースを使って行いますが、一番重要なのは、患者さまご本人がくいしばりをしているという自覚を持たれること。日常生活の中で意識的にくいしばらないようにすることが、大きな効果をもたらします。
マウスピース『ナイトガード』で防止
寝ている間は、日中の2~3倍の力で噛みしめることが多いので、特に効果の高い治療です。ただし、これに依存するのではなく、マウスピースなしでくいしばりをしなくなることを目標に治療していきます。
三島歯科クリニックの診療案内
